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書籍は各自の責任で購入してください。(→改訂・補訂等や年度ごとに出版される本の場合など)
新しい本には、古い本の書評が引き継がれないので古い本へのリンクも残してあります。
国1試験合格経験・専門学校での指導経験にもとづいて書かれています。
このサイトを作るにあたって、私が学部・大学院で聴講した先生のお話が参考になっています。引用は明示しませんが、感謝します。


マクロ経済学の勉強法・対策

   学部レベル(つまり、公務員試験レベル)のマクロ経済学は、ミクロとくらべると全体的に「直感的」な理解が必要とされます。「直感的」な理解とは「風が吹けば桶屋が儲かる」的なロジックのことです。ミクロ経済学と同じような感覚で勉強すると違和感を感じる人もいるかもしれません。数式の最初の定立も、非常に直感的になっていることに気づくはずです。逆に、そういう「直感的」なマクロは好きだ、という人もいるでしょう。理論経済学は「言葉・図・数式」が三大理解チャンネルです。同じことを「言葉・図・数式」で理解することが必要です。その「理解チャンネル」のひとつでもわかれれば、同じことを別の角度で表現しているだけなので、他のものも見えてくるでしょう。学部レベルのマクロ経済学は、「45度線分析」→「IS-LM分析」→「AD-AS分析」といった順で体系的に構成されています。マクロの教科書では「短期・長期」という分類がされています。これは、「短期」だと「価格が固定(→Pは定数となる)」、「長期」だと「価格が変動(→Pは変数となる)」ということにすぎません。短い時間だと価格は動かないが、長い時間だと動くでしょ、ということです。たとえば、土地の値段をイメージしてください。1日とか1ヶ月とか短い期間だとたいして動きませんが、1年、5年とか長い期間だと変動しますね・・・。など、また話は戻りますが、学部レベルのマクロ経済学は根本的な部分で、非常に「怪しい」ものです。経済学のコアは、「価格」です。(※ミクロ経済学は「価格理論」と呼ばれることもあります。)「価格」をめぐる議論は哲学的な分野で、そういった先生方で語られることもあり、なかなか面白いです。公務員試験からはそれますが、そういった本もいつかここで紹介しようと思っています。最近は、そういったマクロ経済学の根本の怪しさ、曖昧さは、やめましょう、ということなってきています。「従来のマクロ経済学をミクロ的に分析する(マクロのミクロ的基礎付け)」というのが、学部上級レベル・院レベルのメインストリームといえます。
最後にまとめますが、大きな視点・体系をわすれないで、部分を勉強するようにしてください。自分の全体のなかでの位置づけを見失わないことが理解するために大事なことです。私たちが古くから持ってきた知恵である「全体を見る」「全体から見る」(「システム思考」とも呼ばれる)ということを忘れないで勉強していきましょう。

基本書・学問書・教科書




『入門マクロ経済学』


入門マクロ経済学

<出版社>日本評論社
<著者>中谷巌



-----MARCデータベースより--------------------
マクロ経済学の基礎的な体系を、包括的に、読みやすく、楽しく学ぶテキスト。章ごとに目的・ポイントを明示し、フローチャートをつけるなど、全体像を理解するための工夫を凝らした、93年刊に次ぐ第4版。
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「経済戦略会議」に登場された中谷巌先生による本。売れまくってます。公務員試験用としては、論点のかなりの部分をカバーしており、使いやすいと思います。直感・数式・図による説明のバランスがいい。したがって、どのタイプの問題にも対応しやすいと思います。1.勉強のはじめの段階で最初から読んでも、2.辞書的に読んでも、趣味により使い方は異なると思います。中谷先生はこの本による印税で「~が建った」「~を作った」とすごいそうです。中谷先生の自宅は「マクロ御殿」と言われているらしい。内容はドーンブッシュ・フィッシャーによる『Macroeconomics』と同じかもしれません。本の歴史を第1版からひもとくと、第2版までは完全にケインジアンの思想で書かれています。第3版から現在のような形式(古典派とケインズ経済学の融合)になったようです。




『マクロ経済学』


<出版社>新世社
<著者>浅子,倉澤,加納



-----MARCデータベースより--------------------
マクロ経済の諸問題に対して、読者が自らの頭で考え、独自の処方箋を書けるようになるために必要となるマクロ経済理論の基礎知識を提供する、マクロ経済学テキスト。
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ある程度、マクロを勉強した後に、読むといいのではないでしょうか。とても頭がすっきりすると思います。スタイルとしては、数式が中心。よって、数式の問題が中心である公務員試験にも相性が良い。論点ごとにぶつぎりになっている本がほとんどなか、全体で理論的に整合的な内容を目指そうとしている。その点で、マクロの教科書としては、オリジナリティがある。1.古典派とケインジアンのちがい、2.「マクロのミクロ的基礎付け」、をかなり意識している。したがって、上級のマクロにも接続はいいと思います。公務員試験用としては、最初に読むより、ある程度勉強が進んだあとで、頭を整理するために読むのが効果的だと思います。




『マクロ経済学1』

『マクロ経済学2』


マンキューマクロ経済学(第2版)II応用篇

<出版社>東洋経済新報社
<著者>マンキュー



-----BOOKデータベースより--------------------
マクロ経済学入門の定番テキストが、最新の情報を入れて全面リニューアル。ケース・スタディ、基本用語もさらに充実した、96年刊の第2版。
-------------------------------------------------------

マンキューは天才だと思います。革新的なマクロの教科書。全体的に数式による説明が中心。それを直感、図でサポートしていく。それがまた、実になんともわかりやすい。代表的で、単純なモデルを提示してそれを説明するスタイル。公務員試験の中心はやはり数式による問題が多いので、公務員試験にもマッチしていると思う。ただ、学説史などへの言及はない。上級のマクロ(大学院でやるマクロ)にも接続がとてもいいと思います。2巻構成だが、試験的には、試験範囲の関係上からも1(入門編)だけでいいでしょう。




『マクロ経済学基礎理論講義』


<出版社>有斐閣
<著者>平沢 典男



-----目次より--------------------
第1章 マクロ経済学の方法と構造
第2章 経済活動の測定
第3章 古典派のマクロ理論
第4章 ケインズ経済学1―45度線分析
第5章 ケインズ経済学2―IS=LM分析
第6章 ケインズ経済学3―AD=AS分析
第7章 マネタリストの経済学
第8章 合理的期待形成学派の経済学
第9章 景気循環論
第10章 経済成長論
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とてもわかりやすい本です。フローチャートを使っている点が独創的。各学派のちがいもわかりやすい。あまり紹介されていない本だが、とてもいい本です。マクロがどうも打開できないという人にお勧め。ただ、amazonの書評にもあるように経済成長論の記述は足りない。ほかの本で補うとよい。この本読んでマクロに気づける人も多いと思います。「価格」が高いので、図書館で借りて読んでみてください。




『経済成長理論入門』


経済成長理論入門―新古典派から内生的成長理論へ

<出版社>日本経済新聞社
<著者>チャールズ I.ジョーンズ, 香西 泰



-----ブックレビュー社より--------------------
米国では情報技術(IT)をはじめとする技術革新が潜在成長率を押し上げた結果,賃金上昇によるインフレを招かないまま雇用の持続的拡大が可能となり,景気循環が消滅したとするニュー・エコノミー論が声高に語られている。こうした新しい理論を裏付けるように,米国では空前の好景気に沸いている。過去1世紀の間に米国の所得は10倍以上に増えたのも経済成長のたまものであり,経済成長を理解することは経済学の重要な研究テーマであった。そこで,本書では,世界各国の貧富の差はなぜ生じたか,その原因である経済成長をもたらした原動力は何か,その過程で生じた成長の奇跡や破綻をどう理解するかについて理論的に解明することで,経済成長のメカニズムを解説している。日本の高度成長に触れる一方で,数学の使用を極力避けるよう努めており,一般読者も親しめるように工夫されている。 (ブックレビュー社)
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経済成長論に特化した本。各モデルについてわかりやすく説明してくれている。




『スタディガイド・入門マクロ経済学』


<出版社>日本評論社
<著者>大竹 文雄



-----BOOKデータベースより--------------------
わかりやすいチャート式解説、択一式・正誤・計算問題などバラエティ豊富な問題は、大学のテスト、公務員・各種国家試験レベルに対応。本書は、中谷巌『入門マクロ経済学(第4版)』に完全対応した演習問題集です。内容は標準的なマクロ経済学に準拠していますから、独立の演習書として使うこともできます。
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上記、中谷先生の『入門マクロ経済学』の別の先生による演習書。中谷先生の本をがっちり理解したい人にはいいかもしれない。公務員試験問題とはすこし違うが、こなせば底力がつくと思う。余裕がある人や中谷先生の教科書がなかなか理解できない人向け。




『マクロ経済学の基礎理論』


<出版社>新世社
<著者>武隈 慎一



-----BOOKデータベースより--------------------
本書は著者が一橋大学でマクロ経済学を講義する機会を得たときに作成した講義ノートをまとめたものである。本書の特徴としては、理解を促進する目的から本文の途中に例題を含めたことである。これは著者が教室で実際に講義するときに採用した形式である。例題の中で具体的な数値や関数を用いた計算を示すことによって、本文で抽象的に説明された理論を読者がより明確に具体的に理解することができるようにしたものである。また、各章末には多数の練習問題を掲載しておいた。それらは著者が過去に学内の定期試験、大学院の入学試験、あるいは国家公務員試験などに出題したものに基づいて新たに作成したものであるが、読者がそれらを解くことによってさらに理解を深めることができるものと期待している。
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基本書的な説明と公務員試験的な例題がミックスされている。武隈先生のミクロが好きな人はこの本も合っているかもしれない。例題もこなせば底力がつく。国1試験経済職のなかでもレベル高い問題に対応しうるものもある。

o(^-^)o ランラン ((( ^^)-oo-( ^^)ランラン♪



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